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芸術鑑賞日 ~中学生~2023/11/06
芸術鑑賞日に中学生は学年ごとにそれぞれ、鎌倉(中1)、矢来能楽堂(中2)、東京宝塚劇場(中3)を訪れ、日本文化を知る貴重な機会を得ました。
《中1》
鎌倉訪問に向けて、事前学習で班ごとに訪れたい場所を決め、所要時間等を調べてコース(行動計画)を完成させました。
当日は北鎌倉の円覚寺に集合。ボランティアガイドさんと一緒に出発し、建長寺や長谷寺、高徳院の大仏をはじめ、班で選んだ神社仏閣、名所旧跡を見学。歴史の授業で学んだことや自分たちで調べたことを一つひとつ確認しながら、ガイドさんのお話も一生懸命メモをして、古都鎌倉への理解を深めました。また、班行動を通していっそう友情を深めることもできました。
《中2》
神楽坂にある矢来能楽堂で、狂言「仏師」と能「安達原」を鑑賞しました。シンプルな舞台空間の中で、伝統芸能として継承され続けてきた約束事を踏まえて演じられる所作に、多くの生徒が驚きを感じたようです。狂言からは現代にも共通する「おもしろさ」を発見して親しみを覚え、能を見て約束事をもっと勉強したいという思いに駆られた者もいました。役者の声や表情、動きが、お囃子や地謡と互いに調和を保ちつつ、それぞれが豊かな表現力を発揮していることに驚いたという感想も聞いています。日本人として触れておきたい古典文化を体感する貴重な1日でした。
《中3》
今年の3年生は、東京宝塚劇場で月組公演『フリューゲル-君がくれた翼-』『万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)』を鑑賞しました。
事前学習では、宝塚入門として元タカラジェンヌの井上依吏子さんを本校にお招きし、魅力をお話しいただきました。そして劇場を訪れ、歌劇の舞台を観た生徒たちは、興味津々に目を輝かせていました。煌びやかな衣装や大きな舞台設備、オーケストラによる生演奏、圧巻のパフォーマンスに、興奮した様子で感想を語り合う姿が印象的でした。
劇中に芥川龍之介の『舞踏会』を踏まえた一幕があり、国語の授業にも関連する副次的効果もありました。大変に有意義な時間となりました。
なお、生徒の皆さんの感想文がEMK通信にも掲載されますので、在校生・保護者の皆様はそちらも楽しみにしていてください!