進路指導

大学入試合格実績

自分の未来を自ら拓くための姿勢と自信を,大学受験を通して培います。

 穎明館の玄関には校訓「人生は何事に依らず、その目標は高く設定するべきである。その推進には高い知性と理性を必要とする。」が掲げてあります。この校訓のとおり、国公立大学、難関私立大学、医学部を志す生徒が多くいます。目標を高く掲げ、第一志望大学合格にこだわり、それに向けて実によく努力をします。それをサポートするのは、中高一貫教育の良さを生かした6年間の教科カリキュラムと主体性を育む多くの学校行事、そしてそれを熱心に指導する面倒見の良い穎明館が誇る教員団です。今年度は東京大学の公募推薦合格が初めて出ましたが,東京大学が推薦入試で求める「自ら主体的に学び,創造的役割を果たす人間へと成長する意志を持つ生徒」を育て得る環境が穎明館にあります。
 低学年の間はとにかく基礎を大事に学習します。授業の中で、宿題、小テスト、課題が多く出されます。さらに、体験学習や発展講習などを通じて知の体力を蓄えていきます。中学1,2年生のうちに学習習慣を身につけることが大切ですが、5年前から導入された未来サポートにより、学校中心の学習スタイルを身につけやすくなりました。高校2年生までは5教科のバランスのとれた学習をして総合力を身につけます。
 当然のことですが、大学受験では目標を高く掲げ、第一志望大学への強いこだわりをもつことに加え、早い時期から勉強をスタートすることが合格への近道です。穎明館では中学3年生の夏ごろからキャリアガイダンスなどを通じて将来のビジョンを徐々に持たせ、高校1年生で文系理系を選択につなげます。高校2年の学校祭終了後から受験に向けて本格的に意識を切り替え、受験への準備を整えていきます。そして高校3年生の授業では、受験に直結した内容で実践力を磨いていきます。
 2024年の卒業生175名も将来について真剣に模索し、悩みながらも高い目標を掲げて受験に臨みました。コロナ禍の中でも前向きに努力を続けて結果を出した先輩たちの背中を見て育った生徒たちです。達成が難しいと思われる目標であっても、一度掲げたからには諦めず、粘り強く受験のその日までよく努力しました。諦めさせない教員の手厚い指導に支えられ、大きく学力を伸ばして、多くの生徒が志望大学に現役合格をしました。良い意味で諦めが悪いことが穎明館の伝統になりつつあります。今、世界は急速に変化し、正解がわからない課題が山積しています。しかし、穎明館で不屈の精神を培った卒業生たちは、困難に負けず、未来を自ら切り拓いていくことと確信しています。
 これからも、高い志を持つ生徒への最大限のバックアップをおこない、各生徒が自信と誇りを胸に卒業できるようにしていきます。
2024年大学合格者数