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受験希望者 総合入試(来年度2/4第4回中学入試)について2021/07/19

来年度実施する2/4第4回の「総合入試」は都立中学校、公立中学校が実施している「適性検査型」ではありません。本校の4科の入試の国語と社会を合わせて総合I(50分100点)、算数と理科を合わせて総合II(50分100点)、合計200点満点の試験とするものです。選択ではなく総合Ⅰ、総合Ⅱ両方の受験が必須です。総合Iにおいて50分の試験時間の中で、国語と社会の問題に同時に取り組んでいただきます。問題冊子、解答用紙はそれぞれ別となります。2022年度生徒募集要項/説明会・相談会資料のp25では総合Ⅰにおいて国語と社会が通し番号となっておりますが、別問題冊子・別解答用紙としますので、それぞれ1番から番号をつけ、問題番号の数も変更いたします。総合Ⅱの算数と理科も同様です。問題量、解答目安時間をともに国語3対社会2となるように問題を作成いたします。つまり、配点が国語60点、社会40点です。総合IIについても算数60点、理科40点で50分の中で算数と理科を同時に解答、問題冊子別、解答用紙別、となります。問題の傾向も4科の入試と同じとなります。したがって、本校の4科の入試に向けた学習をしていただければ、50分の中での時間の使い方以外は特別な対策は必要ありません。総合入試のサンプル問題につきましては11月下旬ごろ学校ホームページにアップする予定です。

昨年本校が第1志望で第1回から第4回入試に出願し、実際に4回受験した受験生、つまり第1回から第3回が不合格で、第4回の最後まで受験した受験生は28名いました。そのうちちょうど半分の14名が最後の第4回で合格しました。本校を第1志望にしていただいた場合には、このように最後で合格するケースもあります。本校では複数回受験による優遇措置は行っていませんが、ぜひチャレンジしてもらいたいと思います。しかし、受験生にとって第1回から第3回まで不合格で第4回を受験することは精神的にかなり大変です。体力的にもかなりきついと思われます。例年第4回の採点をしている際に、この受験生は疲れてしまっているなと感じる解答用紙が散見されます。来年第4回を昨年度までの一般4科(国語50分100点、算数50分100点、理科30分60点、社会30分60点、合計160分320点)から総合2科(総合I国語算数50分100点、総合II算数理科50分100点、合計100分200点)へ変更する理由の1つは本校を第1志望とする受験生の負担を減らし、最後まで集中して試験に取り組んでいただきたいという思いです。

本校では4教科バランスよく学習に取り組んできた受験生に入学してきてほしいと考えています。2/1第1回グローバル入試においては英語がたとえ満点であったとしても国語、算数が一般入試の受験者平均点程度(国語、算数は一般入試と同じ問題)が取れているかどうかを考慮して合格ラインを決定します。2/2第3回において国語算数による2科入試も実施しますが、出来れば理科社会もしっかりと勉強してきてほしいと考えています。そこで、2/4第4回を算数1科入試などではなく一般4科を縮小したような総合2科入試としました。

また、本校を第2志望とする受験生にとっても受けやすく、さらに適性検査型入試を中心に学習をすすめている受験生にとっても(適性検査型ではありませんが)受けやすくし、多くの方に出願し受験していただきたいというのが3つ目の変更理由です。