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進学講演会2018/10/31

本日、5、6時間目に記念館大教室において、4、5年生対象に進学講演会を実施しました。今年は本校の卒業生(14期)で現在、国際協力機構(JICA)タンザニア事務所にお勤めの池田大行氏に「途上国のススメ」というタイトルで講演をしていただきました。池田氏は本校を卒業後、東京大学理科2類、農学部に進学。大学院では途上国における農業研究のためカンボジアに滞在。大学院卒業後は専門性を活かそうと民間企業(日産化学)に就職しましたが、30歳のときに会社関係者の転職をきっかけに、自分も学生のときに興味を持っていた途上国への思いを強くし転職を決意。現在のJICAに就職しました。講演では自己紹介の後、現在居住しているタンザニアの紹介を通じて途上国の実態、魅力などのお話がありました。「今日より明日は良くなる!」と思える生活が途上国にはある、という魅力が十分に伝わってくるお話でした。さらに、どうやって現在の会社にたどり着いたかのお話。1999年に穎明館高校2年生の時に行った中国北京への体験学習で見た風景が途上国に興味を持つきっかけになり、その当時にテレビで見た食料問題に関するNHKスペシャルが農業に興味を持つきっかけになったとの事でした。続いて在校生に向けて「穎明館時代に培った人生の基礎」についてのお話がありました。USAカナダ体験学習を通じて英語の重要性に気づいた事、自分の希望する職に就くためには学力があると有利である事(ただし仕事で結果を出すためには学歴は役に立たない)、何かをやり遂げるという経験(高校時代に陸上部でやり投げ競技に打ち込んでいた話)が大切、などについてお話されました。穎明館の先輩の説得力のある話は生徒たちに大いに刺激を与えていたように思います。(入試広報部)