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【4年USA】The Bush School2018/06/27
おはようございます。シアトルは現在6月27日(水)午前7時をまわったところです。
今回は,趣向を変えて,4年生たちが現地の先生方やボランティア生徒たちとともに勉強している
The Bush School
についてご紹介します。
The Bush Schoolは,1924年(日本では大正13年にあたる)に創立されたシアトルで最も古い名門の私立学校の1つであり,幼稚園から高校生(12年生)までがここで学習をしています。生徒たちが滞在しているワシントン大学からはバスで20分あまり。周囲には緑が広がり,またすぐそばには高級住宅が建ち並ぶといった,静かな環境の中に学校はあります。
学校の歴史をもっとも感じさせるのは,校舎の1つGracemontでしょう。レンガ造りの,非常に趣ある建物です。もとは個人の所有であったようですが,内装をリニューアルしながら,現在でも活用しています。日本でも,明治期には各地に文明開化の象徴としてつくられたものの,地震との関係からその多くは姿を消してしまっています。シアトルは日本のように地震が少ないこともあり,こうした建物が今でも大切に残されているようです。
今回,案内をしてくださったWill先生がArtの先生であったこともあり,それに関係する施設・教室を多く拝見することができました。木材工作の部屋,金属工作の部屋,フィルム写真の現像のための部屋など様々でしたが,その施設の充実した状況には目を見張りました。「Learning by doing」の精神の一端を見たように感じました。そうした部屋を活用して生徒たちが作成した作品は,いくつかの建物に展示されていましたが,そのいずれもが非常に完成度が高く,能力の高さをうかがわせるものでした。ちなみに,Will先生のお父様も,もとここThe Bush SchoolのArtの先生で,生徒たちが行き来する建物の壁面には,お父様がつくられた彫刻レリーフが飾られていました。
こうした,非常にすばらしい環境のThe Bush Schoolでの活動も,今日27日と明日28日の2日間となりました。先生やボランティア生徒たちとのコミュニケーションを通じて,生徒たちがより成長してくれることを期待しています。